日本人に馴染み深い、美味しい緑茶。
特に、5〜6月ごろから売られている新茶は、爽やかな香りがとても美味しいですよね。
新茶を飲むとき、こんなほこりのようなものが浮いているのを見たことがありますか?
あれ?きれいに洗った湯呑なのに、ほこりが浮いている…もしかしてこのお茶、粗悪品!?
いえいえ!そうではありません。このほこりのようなものが浮いているお茶は、「新鮮で高品質なお茶」だと思って下さい!
これは、「毛茸(もうじ)」と呼ばれる茶葉の産毛です。
へ〜!知りませんでした。粗悪品だと思って捨てちゃうなんてもったいないですね!
それでは、美味しさのヒミツ「毛茸(もうじ)」詳しく解説していきます♪
毛茸(もうじ)の正体
茶葉の産毛である毛茸は、新芽から葉になるまでの短い時期にしか生えていません。
つまり、毛茸がある茶葉は、「一番美味しいタイミングで収穫された証拠」なんです!
とても貴重なものなんですね〜!
毛茸(もうじ)の役割
- 害虫から身を守る
- 水分の蒸発を防ぐ
柔らかい若葉は虫も大好物。その虫から自分の身を守る役割があります。
また、水分の蒸発を防ぐことができるので、みずみずしくぷりぷりとしたハリのある葉になっています。
毛茸(もうじ)のあるお茶の特徴
- カテキンやカフェインが少ないので、渋みや苦みを感じにくい
- テアニンを多く含み、甘み、旨みが強い
- 若葉特有の爽やかな香り
甘みと旨みは後口が良く、「もう一口飲みたい!」と思わせるような美味しさです。
渋みが少ないので、子どもでも飲みやすい味に仕上がりますよ♪
テアニンはリラックス成分
テアニンとはお茶のうま味・甘味に関与する成分で、玉露や抹茶等に多く含まれ、興奮を鎮めて緊張を和らげる働きと、心身をリラックスさせる効果を持っています。テアニンが脳内に入ることで、神経伝達物質のドーパミンやセロトニンの濃度を変化させるため、血圧降下作用や脳神経細胞保護作用に加え、記憶力や集中力を高める効果があります。
わかさの秘密
【お茶を飲むと、ホッとする。】
そんな経験が一度はあるかと思います。
それは、旨みや甘み成分であるテアニンが入っているからなんです。
「休憩の時にお茶を一杯」は、理にかなっているということですね。
まとめ
特別な時間も、日常の一コマにも、お茶は身近な存在です。
ペットボトルのお茶もとても美味しいですが、
たまには急須でお茶を入れてみるのはいかがでしょうか?
この時期でしか味わえない、新茶をぜひ楽しんでいただきたいと思います♪
最後までお読みいただきありがとうございました♪