こんにちは、まやです。
生理って本当に辛いですよね。
私は「ミレーナ」を子宮に装着してから、生理の悩みが激減しました。
現在は、ほとんど生理がない状態です。
たまにあっても、ごく少量の出血が3日くらい続く程度。
ナプキンを買う頻度はグンと減りました。
(夜用ナプキンがたくさん余っていてどうしようと思っています。笑)
「あーもっと早くすればよかった!」
と思うくらい快適に過ごせています。
まさに私のQOL(生活の質)の向上になくてはならない存在です。
ミレーナは、こんな人におすすめです。
- 生理が辛い(量が多い、痛い)
- 妊活の予定がない
- ピルが体質的に合わない
- 以上の悩みをなるべく安く軽減したい
今回は私の体験談も踏まえながら、ミレーナを紹介したいと思います。
生理に悩む方々の参考になれば幸いです。
このブログ記事はあくまでも私がミレーナという方法を選択した理由や使用した感想です。実際に検討される際は、かかりつけの産婦人科のお医者様とよくご相談ください。
ミレーナと出会うきっかけ
私の場合、
- 生理痛
- 貧血
- イライラ
- 眠気
- 止まらない食欲、などなど
月の3分の1以上は何かしらの不調に悩まされていました。
心身ともに万全ではないとすごくイライラしてしまって…
家族と喧嘩してしまったり、
子どもに感情的に怒ってしまって、
罪悪感でストレスの無限ループ…。
とても苦しかったです。
そして、三男出産後、
まさかの生後1ヶ月で生理が再開してしまいました。
完全母乳だったのに…((泣))
またあの毎月の憂鬱と戦わなければならないのかと思うとかなりショックでした。
そこで、昨年の秋頃(三男生後8ヶ月頃)、
かかりつけ医と相談の上でミレーナを装着することを決意しました。
ミレーナとは?

ミレーナは合成黄体ホルモンがでる器具を子宮内に直接入れて作用させる子宮内避妊システムです。
避妊リングとも言われます。
長期避妊目的で使われることが多かったのですが、近年では月経過多や辛い生理痛を楽にするための治療方法でも注目されています。
避妊目的では自由診療ですが、月経過多の治療目的であれば保険適用になります。
メリット
- 避妊
- 月経過多や生理痛などの症状の緩和
- 効果が5年続く
- 子宮内膜症や子宮腺筋症の症状緩和
- 子宮体がんの予防

避妊だけでなく、女性特有の病気に効果があります。
一回の装着で5年も効果が続きます。
デメリット
- 自然に外れることがある
ごく稀に知らない間に外れていることがあります。
半年に一回の定期検診できちんと正しい位置にあるか確認します。
- 経膣分娩の経験がなければ挿入時に痛みを伴うことがある

私は3回とも帝王切開での出産でした。経膣分娩の経験がないため、かかりつけ医からは「痛みを伴う可能性がある」と言われましたが、一瞬の出来事で思ったより痛くはありませんでした。
- 一時的に卵巣嚢腫(卵巣に水などが溜まる)ができる可能性がある

一時的なものであり、痛みなどがなければ特に問題ありません。
水が溜まっているのを確認した場合は3ヶ月に一度の定期検診があります。
- ミレーナを入れてから数ヶ月間は少量の出血が続くことが多い。
すぐ終わる人もいれば、6ヶ月くらい続く人もいます。
私は3ヶ月ほど生理の終わりかけのような出血が続きました。
時間の経過とともに徐々に落ち着いていくため、心配いりません。
- ごくまれに重大な副作用の可能性がある。
例えば…
骨盤炎症性疾患(子宮や卵管、骨盤内に炎症がおこる)
子宮穿孔(ミレーナが子宮の壁に入り込む)
※高熱や激しい下腹部痛、多めの出血がある場合はすぐに診察を受けましょう。
低用量ピルとの違い
コストが安い
ミレーナは保険適用で15,000円くらいで装着できます。
半年に一度の検診費は一回2,000円ほど。
(その他、必要に応じて検査費など)
ピルは保険適用で一ヶ月あたり2,000円くらい。
仮にピルを5年使用するとなると、
2,000円×60ヶ月=12,0000円かかります。
長期的に見るとピルよりミレーナのほうがコストがかかりません。
飲み忘れの心配なし
ピルは毎日決まったタイミングに飲む必要があります。飲み忘れると効果を発揮することができません。
ミレーナは日常生活で特に何もする必要がないので、煩わしさは感じません。
副作用が比較的少ない
ピルは口から飲む薬なので黄体ホルモンが全身に作用してしまいます。
ミレーナは子宮のみに作用するので低用量ピルのような副作用がありません。
低用量ピルの主な副作用
- 血栓ができやすい(※)
- 便秘
- 吐き気
- 嘔吐
(※)以下の血栓リスクがある方には低用量ピルは推奨できません。
- 40歳以上
- 喫煙者
- 高血圧肥満など
ちなみに私は独身時代にピルを服用したことがあります。
しかし、上記のようなマイナートラブルが続いたために、服用を中断しました。
それからミレーナの存在を知るまでは、生理による悩みをずっと我慢していました。
装着までの流れ
装着までの主な流れを紹介します。
- 診察
- 性病検査
- エコー検査
- 装着
ミレーナは卵巣や子宮内に異常があると装着できません。
体質や過去の病歴によっても適さない場合があるので、しっかり検査や診察があります。
Q&A

生理はどうなる?
個人差がかなり大きいです。
生理がそのまま来ない人もいますし、あっても少量の出血で済むことが多くなります。


PMS(月経前症候群)には効果があるの?
ピルのように全身に作用するものではないので、決定的にPMSに効果があるとはいえません。
しかし、私の実感でいうと、生理が軽くなっただけで精神的なイライラ、肉体的な不調が激減したので、
毎月のように家族に迷惑をかけることがなくなりました。


不快感はない?
ほとんどの人は付けていることを忘れるくらい何も違和感はありません。
実際に私も全く不快感なく過ごせています。


子どもが欲しくなったらどうしたらいい?
産婦人科ですぐに抜去できます。


絶対に避妊できる?
100%避妊できるわけではありません。

どの避妊方法もわずかに妊娠の可能性があります。
しかし、ミレーナが一番低い妊娠率になっています。
避妊方法 | 妊娠率 |
コンドーム | 2.0% |
低用量ピル | 0.6% |
ミレーナ | 0.2% |
ミレーナは、低用量ピルのように飲み忘れてしまったり、
コンドームのように破れてしまったりといった心配がありません。
煩わしさの少ない避妊方法と言えます。
より0%に近づけるためには、コンドームを併用することをおすすめします。
まとめ

「生理は我慢するもの、みんな何事もなく過ごしている」というイメージはありませんか?
きっとその裏には、辛い思いをし続けて、
日常生活を犠牲にしている人も多いと思います。
生理は、我慢するものではありません。
辛いものは辛い。
怪我をすれば包帯を巻くように、
生理の悩みも何かしらの解決方法があります。
生活改善、鍼灸、漢方薬、低用量ピルなどなど…
その一つとして、「ミレーナ」という選択肢があります。
きっと勇気のいることかと思いますが、
気になる方は、ぜひ一歩踏み出してみてください。
みなさんが一日でも多く笑顔で過ごせますように。
心から願っています。
最後までご覧いただきありがとうございました!